西上州(群馬) 伊勢山(350m) 2022年2月6日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:05 駐車箇所−−6:07 南東尾根末端−−6:21 伊勢山−−6:26 妙見堂−−6:29 南西尾根末端(参道入口)−−6:32 駐車箇所

場所群馬県甘楽郡下仁田町
年月日2022年2月6日 日帰り
天候
山行種類籔山(別ルートならほぼ一般登山)
交通手段マイカー
駐車場国道脇に駐車
登山道の有無無し(別ルートならあり)
籔の有無往路のルートでは取り付きは竹藪、その後は灌木藪。復路は藪無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント日本山名事典記載の山だと思っていたら記載されていなかった山。南東尾根から登って南西尾根で降りた。南東尾根末端付近は竹藪の中に廃道があったが廃屋で道が終了し背後の土の崖を強引に登ったら灌木藪。立木が登場すると藪が消えて歩きやすくなり山頂へ。手製標識が2つあった。帰りは南西尾根を下ったが踏跡と目印あり。途中でお堂がありその後は参道あり




国道脇の資材置場付近に駐車 南東尾根末端の階段からスタート
竹藪の中に微かに道の跡あり 廃屋登場。廃道はここまで
廃屋裏の土の崖をよじ登った 崖の上は樹林が開ける。「庚申塔」の石碑あり
棘混じりの灌木が広がる 標高290m付近以上で藪から解放される
伊勢山南の340m肩の祠 伊勢山山頂
山頂標識 山頂標識
帰りは340m肩から南西尾根を下る。目印あり 標高310m付近から植林へ突入
300m肩の妙見堂 妙見堂内部
立派な参道を下る 南西尾根末端が参道入口
駐車箇所に戻る


・伊勢山は地形図に山名は記載されていないが、以前DJF氏が登った記憶があり、日本山名事典に記載されていると思っていた。下仁田市街地のすぐ北側の小さな山であり、以前からどこかの山に登った帰りがけに出も立ち寄ろうと考えていた。前日は毛無岩や鷹ノ巣山に登って体力を消耗したので翌日は軽い山で良かったので選択。何せ西上州で未登で軽い山はもうここくらいしか残っていなかった。

・最初の難関は駐車箇所。市街地なので苦労すると考え、早く自宅に帰ることもあり早朝に登ることにした。最初は中学校にでも駐車しようと考えていたが、国道脇の駐車場近くにロープが張られて入れない区画があり、そこと国道の間にある程度距離があって駐車しても国道の通行に支障がないのでここに駐車することにした。短時間なら問題ないだろう。

・DJF氏が登った記録を見た記憶があるが、どんなルートだったのか覚えていない。覚えているのは往路は藪で帰りは藪無しだったことで、普通に考えれば使ったのは南東尾根か南西尾根だろう。どちらから登るか考えたが、駐車箇所から南東尾根が近かったので南東尾根をスタートとした。

・南東尾根末端にはコンクリート製の階段があり、周囲にははみ出した竹があったがこれで山頂まで道があると確信した。しかしすぐに道は竹藪に溶け込み、ライトの光で僅かな隙間を見つけて進んでいくが明らかに廃道化していた。

・竹藪の中の短い廃道を進むと廃屋が登場し、道はここまで。周囲は竹藪で廃屋裏手はどこも土の崖。これを突破しないといけないので、崖に生えた竹を手掛かりに土崖をよじ登った。最後は伐採された竹が横たわり、これを乗り越えるのに苦労したがどうにか突破し、竹も立ち木も無い開けた斜面に出た。

・竹藪から解放されたのは良かったのだが、次は棘混じりの灌木藪。日当たりが良いいため藪化しているのだろう。おそらく人の手で伐採したのだろう。藪の中に不似合いな石碑が登場し、表面に文字が彫られているので確認すると「庚申塔」と書かれていた。すぐ眼下には人家の光が見え、昔はここに至る道があったはずだが今は忘れ去られてしまったようだ。

・少しの間、灌木藪帯を緩やかに登っていくと標高290m付近で落葉広葉樹林が始まると藪は完全に消え失せて歩きやすい尾根に変わった。標高300mで平坦な尾根になり地形図上の現在位置が確認できた。山頂はまだ先である。

・若干の倒木はあったが藪は皆無のまま山頂南直下の340m肩で祠が登場。南には目印が見られ、どうやら南西尾根に道があったようだ。帰りに確認してみよう。

・340m肩から僅かで伊勢山山頂に到着。周囲は自然林に囲まれて展望は悪かった。手製標識が2つあり地元ではそこそこ有名な山であることを示していた。

・帰りは340m肩から目印がある南西尾根を下ってみた。藪は無く道は薄いが踏跡があり、少し下ると藪の無い植林帯に入って平坦な300m肩に建物が登場。赤い幟には「伊勢山妙見尊」と書かれていた。人家のような大きな建物の西側の部屋に祭壇あり。

・妙見堂から先はコンクリート舗装の立派な参道が延びていて、ジグザグに下っていくと南西尾根末端で国道に出た。ここには「開運 伊勢山妙見堂入口」と書かれた大きな案内標識が立っていた。ここから登れば藪漕ぎは不要だったが、事前調査しなで自力で登ろうとすればこんなこともある。

・国道を200mほど東へ進んで駐車箇所に戻った。まだ夜明け前で明るくなったばかりで車はライトを点灯して走行していた。車に乗り込んで西へ向かうと、それまで晴れていたのが徐々に暗くなり雪が降り始めた。昨日朝も雪に降られたが今日も西上州で雪が降るくらいに冬型が強いらしい。内山トンネルを抜けて長野県に入ると本降りの雪で気温は-8℃。ちなみにこの日の長野市の最高気温は-2℃で雪が断続的に降り続き寒い一日であった。

 

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